ビタミンD

化学名:D2=エルゴカシフェロール(植物由来)、D3=コレカルシフェロール(動物由来)

ビタミンDは、植物由来と動物由来がありますが、ヒトの体に働く作用は
同じですが、D3動物由来は体内で合成することができます。

ビタミンDは、マグロやイワシ、しらす干しなどの海産物や肝油に
多く含まれます。また、卵や肉、乳製品にも多く含まれます。
生しいたけより干ししいたけのほうが、Dが多く含まれます。

 

●生理作用
超粘膜で、カルシウムとリンの吸収を促進/骨形成・化骨を促進
腎臓でカルシウムの再吸収を促進

カルシウムは99%が骨や歯に、残り1%が血液中に存在しているのですが、血液中のカルシウムが不足してくると、骨に貯蔵しておいた分を少しずつ溶かしてバランスを保とうとします。ビタミンDはその際、骨に作用し、カルシウムを溶出させる働きを持っています。

ビタミンDが足りないと、大人特に閉経した女性に多くみられるのが、骨軟化症や骨粗しょう症です。
骨粗しょう症は、カルシウムの排泄量が吸収量よりも多く、骨がもろくなる病気です。
予防には、ビタミンDとともにビタミンKを摂取することが大事です。

しかし、摂りすぎも過剰症の可能性があるので注意しましょう。