鉄の1日の摂取量は5~15mg
海草物、動物、植物など鉄は多くの食品に含まれます。
特に、ひじきなどの海草、動物の肝臓やヒレ肉、魚介類、大豆などが良い
供給源となります。

●生理作用
赤血球中でヘモグロビンに結合:酸素の運搬に関与、呼吸の重要な役割を担う。
筋肉中のミオグロビンに結合:筋肉の細胞に対する酸素補充の役割を担う。
細胞内に存在するチトクローム類、カタラーゼ、ペルオキシダーゼ、その他の酸化還元に
関与する酵素に結合:酵素の活性に重要な働きをします。
カタラーゼ、ペルオキシダーゼは活性酸素除去に関与しています。

鉄の欠乏は、鉄分の不足した食事の摂取、鉄の吸収不全、大量失血などで起こります。
赤血球は常に脊髄で作られ続けるため、鉄が欠乏すると赤血球の製造が妨げられ、貧血を
起こすことになるのです。
貧血は長引くと慢性的な鉄欠乏状態を起こし、免疫能力が低下し、体および知的な活動力を
低下させることになることになると考えられます。

生理中、妊娠中は血液の増減が起こるために鉄分の摂取を心がけましょう!